特許の維持費ってどれぐらい必要なの?
特許の維持費は、国や地域によって異なります。お先に結論から以下に、主要な国や地域の特許維持費について説明します。
日本 | 日本の場合、特許の維持費は、1年目から5年目までの年次維持費が1件あたり約6万円(税抜)、6年目から10年目までの年次維持費が1件あたり約12万円(税抜)となっています。 |
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アメリカ | アメリカの場合、特許の維持費は、3.5年目までの年次維持費が1件あたり約1,000ドル、7.5年目までの年次維持費が1件あたり約2,000ドル、11.5年目までの年次維持費が1件あたり約3,000ドルとなっています。 |
ヨーロッパ | ヨーロッパ特許庁の場合、特許の維持費は、3年目までの年次維持費が1件あたり約500ユーロ、4年目から9年目までの年次維持費が1件あたり約1,000ユーロ、10年目から15年目までの年次維持費が1件あたり約2,000ユーロとなっています。 |
なお、特許の維持費は、維持期間が長くなるほど費用が高くなる傾向があります。また、維持期間が終了してしまうと、特許は失効してしまいますので、維持費の支払いを忘れないようにすることが重要です。
特許の維持費の支払いを忘れたらどうなる?特許の維持費を支払わなかった場合、特許は失効してしまいます。失効した場合、特許権者は特許を主張できなくなり、他者が同じ発明を利用することができるようになります。
失効前に維持費を支払うことで、特許を維持することができますが、一定期間を過ぎてしまうと支払いができなくなってしまう場合があります。この場合、特許は失効してしまいます。ただし、特許が失効した場合でも、発明自体は依然として有効であり、他の特許出願や実用新案出願などで保護することが可能です。
失効した特許を再び取得することはできませんが、失効前に特許維持費を支払うことで、特許を保有し続けることができます。
特許の維持費の支払いのタイミングは?特許の維持費の支払いのタイミングは、国や地域によって異なります。一般的には、特許登録後、支払い期限が定められ、期限内に維持費を支払わなければ、特許は失効してしまいます。
たとえば、米国特許庁では、特許登録後、最初の維持費の支払い期限は、特許が付与された後3年目の年末までに支払う必要があります。以降は、4年ごとに維持費を支払う必要があります。他の国や地域でも、同様の支払い期限が定められています。