【日本】 農水省 特許庁とブランド農産物で連携強化
農林水産省と特許庁が協力して、農産物や水産物などに関係する知的財産の相談を、
特許庁が各都道府県に置いている「知的財産総合支援窓口」でまとめて受け付けることになりました。
全国的に知名度が高いブランド農産物には、
「神戸ビーフ」や「夕張メロン」などがありますが、
これらは、農林水産省の「地理的表示保護制度(GI)」によって守られています。
また、新品種の育成者の権利を守る種苗の育成権も農林水産省の管轄です。
しかし、農林水産物のブランドは、特許庁の担当する「商標」「意匠」「特許」にも関わりが出てくるため、
農林水産省と特許庁が協力して、
特許庁が全国に置く「知的財産総合支援窓口」で、特許関連の相談に加え、GIと種苗育成者権の相談も
まとめて受け付けることにしたもので、10月から受け付けを開始しています。
特にGIは、日本のブランド農産物を海外で守るための有効な手段として注目が高まっており、
この連携により、更なる制度の拡充が期待されます。