【韓国】IP News from HanoL Intellectual Property & Law
韓国の知的財産権制度に関するアップデート情報をまとめました。
主要なポイントは次のとおりです。
【Trademark, Design, Copyright】
商標権およびデザイン権の故意的な侵害に対する「懲罰的損害賠償制度」が導入されました。
・裁判所は今後損害認定額の最大3倍まで賠償額を定めることができるようになりました。
・商標権侵害に対する法定損害賠償額の最高限度が1億ウォン(故意的侵害の場合は3億ウォン)に引き上げられました。
わずか10日で登録が可能なデザインの一部審査(迅速審査)対象物品が拡大されました。
・新規に含まれる品目は、食品類、かばん、および身の回り雑貨類、包装容器類、アクセサリー類のデザインです。
・既存の一部審査対象物品である衣類、織物地および文具類のデザインは、継続してわずか10日で審査結果を受けることができます。
SOFTWARE関連の商標出願時、「用途限定/細分化」が必要になりました。
・出願中の商標について、用途限定/細分化により、先行商標による拒絶理由の克服が可能になります。
・包括名称「SOFTWARE」で登録された既存の商標に対する不使用取消審判では、依然として一部の用途のSOFTWARE(例えば、医療用SOFTWARE)に関する使用の証拠のみで取消を免れることができます。
非典型商標の出願時、提出書類が簡素化されました。
・店舗のインテリアまたは建物外観のようなTRADE DRESSが立体商標の1類型であることが明示されました。
・立体商標および位置商標の出願時、今後は1枚の図面のみでも提出可能です。
・音商標およびにおい商標の出願時、見本の提出期間が3か月に延長されました。
詳細は、下記のHanoLからの英文のNewsletterをご参照ください。
当所は、本掲載についてHanoLから許可を得ております。