【ブラジル】 日本と知財分野協力強化へ

日本とブラジルは先月、知財分野での協力関係を今後より一層強化することで合意しました。日本は今年4月から、ブラジルとの特許審査ハイウェイを開始しており、今後は、さらに、両庁の知財に関する法律やガイドライン、マニュアルの情報交換を活発に行うということです。また、双方の特許庁のユーザーの評価なども共有されます。

日本特許庁はブラジルの審査官の研修を積極的に受け入れ、審査官同士の交流の場を増やし、人材育成をサポートするということです。

日本企業によるブラジルへの特許出願はこの10年間で3倍に増えていますが、出願から最初のオフィスアクションが出されるまでに平均約10年かかっており、特許の審査体制の拡充が急がれています。
ブラジル特許庁は、この1年間で審査官を約200人増やすなど知財制度の拡充に積極的に取り組んでおり、日本は、特許の審査体制の整備をサポートすることで、
南米最大規模の経済規模と人口をもつブラジルへの日本企業の進出を後押ししたい考えです。

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