【日本】 中小企業の特許費用 半額に値下げへ
日本特許庁が、2年後にも、中小企業の特許費用を半額にすることがわかりました。
対象になるのは、国内のすべての中小企業で、審査請求費用や、維持年金の10年分が半額となります。特許取得には平均で約40万円がかかりますが、半額の20万円となる見込みで、実現すれば、先進国の中で最も特許費用が安い国の一つとなります。
特許庁は、特許関連収入の減額を補うために、大企業の特許関連費用を値上げする方針です。
これまでも国は、中小企業の特許取得を支援するために、特許費用を助成していましたが、手続きが複雑で面倒だという声が上がっていました。
特許出願件数に占める中小企業の出願件数は全体の15%程度にとどまっており、今回の改正で、日本の中小企業の特許出願を増やし、国際競争力を高めたい考えです。
来年の国会に関連法案が提出され、早ければ、2019年に実施される見通しです。