大阪オフィス 所長/弁理士 中村 敏夫
大阪オフィス所長
弁理士/特定侵害訴訟代理業務付記
博士(理学)
元住友製薬勤務
中村 敏夫Toshio NAKAMURA
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プロフィール中村敏夫弁理士は東京大学大学院において化学を専攻しました。
1995年に弁理士試験に合格して弁理士登録。同年1月に発生した阪神淡路大震災で被災しながらの受験でした。
大学卒業後、住友製薬の研究所で10年間、創薬研究と工業化研究に取り組みました。"Synthesis of Leucotriene B4 erivatives and Labdanoid diterpenes"の研究で理学博士号を取得しています。
住友製薬時代に、研究所から知的財産部に移ったことをきっかけに、その後18年間にわたり、企業の知的財産業務に携わりました。知財契約や職務発明に関する業務も数多く手掛けました。また、2年間のイギリス駐在を経験しています。特定侵害訴訟代理業務試験にも合格しました。
その後、田辺三菱製薬に移り、製薬業界における約30年のキャリアを持ちます。
特許事務所では弁理士として出願業務に携わっています。研究者として、また知的財産部員として培った有機化学、医薬用途、バイオ、職員、化粧品に関する豊富な知識と英語力を活かし、国内企業(製薬メーカー、食品メーカー、化粧品メーカー等)の日本出願および外国出願を担当しています。
アメリカ、ヨーロッパ、南米、オセアニア、アジア地域など、世界各国への数多くの出願実績を持ちます。また、外国企業の日本への特許出願も多く手掛けています。
特許出願をはじめ、審査、審判、特許権の鑑定、無効審判、審決取消訴訟に関する業務にも精通しています。英語と日本語での対応が可能です。
常に強い知識欲を持つことを心がけています。企業の知的部員としての経験を活かし、企業の立場に立ち、将来の企業活動に利益をもたらすためのサポートを全力で行います。
主な業務知的財産に関する業務
特許(特に医薬、化学、バイオ)に関する権利化業務、調査、鑑定、審判、訴訟
専門分野化学・医薬・ライフサイエンス
学歴東京大学大学院理学系研究科(化学教室) 博士(理学)
経歴
- 住友製薬株式会社 1999-2001英国J.A.Kemp事務所駐在
- 田辺三菱製薬株式会社
- 深見特許事務所
所属団体日本弁理士会
外部活動大阪医薬品協会
知的財産委員会 特許部会 委員1996-1999, 2001-2002
日本知的財産協会
バイオテクノロジー委員会 第1小委員会 委員2003-2004
特許第1委員会2004-2010(うち特許第一委員長2007-2010)
中央知的財産研究所
研究員(兼運営委員)2014-2016
日本弁理士会
・特許委員会 委員2016-2017, 副委員長2017-2019, 第1部会長 2019-2020
・国際活動センター 委員2020-現在
・関西会 国際情報委員会 委員2014-2018, 2020-現在
・関西会 知財普及・支援委員会 委員2018-2020
・関西会 実務系(特許)委員会 委員2022-現在
主たる論文/講演
◆"欧州連合司法裁判所が機能的に定義された製品のSPCに別のハードルを備え付け、また第二医薬用途のSPCを終わらせた", Franz-Joseph Zimmer, Ph.D.,Benjamin Quest, Ph.D., 中村 敏夫(訳), 知財プリズム 2021年1月 Vol.19 No.220 p.74-84.
◆"近年の日本の特許査定率に関する考察", 中村敏夫他 共著, パテント(2020) Vol.73 No.5 p.3-14.
◆"日本の異議申立制度の検討", 中村敏夫他 共著, パテント(2019) Vol.72 No.2 p.99-108.
◆"新たな拡大審決G1/16-欧州特許庁におけるディスクレーマーのプラクティス-", Franz-Joseph Zimmer, Ph.D.,Markus Grammel, Ph.D., 中村 敏夫(訳), 知財プリズム 2018年7月 Vol.16 No.190 p.37-45.
◆"診断データは方法の「直接製品」として保護されるか?", Franz-Joseph Zimmer, Ph.D.,Oliver Nemethova, Ph.D., Andreas Kayser, Ph.D., 中村 敏夫(訳), AIPPI(2018) Vol.63 No.1 p.26-32.
◆"均等論-ドイツにおける新たな展開", Bernd Allekotte, Ph.D.,Markus Grammel, Ph.D., 中村 敏夫(訳), AIPPI (2017) Vol.62 No.6 p.541-545.
◆"欧州特許庁における優先権の承継と優先権の享受", Steven M. Zeman, Ph.D., 中村 敏夫(訳), AIPPI (2017) Vol.62 No.1 p.53-59.
◆"イマチニブメシル酸塩インド最高裁判決とTRIPS協定についての考察", 中村敏夫, 別冊パテント (2016.12) Vol.69 No.14 (別冊No.16), p.119-130.
◆「他社に競り勝つ!本当に強い特許実務対応」,共著,情報機構刊, 2016年5月(第6章 第3節 第1項, "医薬用医薬品" 中村敏夫 執筆).
◆"Supreme Court Decisions on Product-by-Process Claims", Toshio Nakamura, 'Patents & Licensing', Vol.45, No.6, p.28-32 (2016).
◆"グレースピリオドの基礎とその留意点", 中村敏夫, 知財管理(2014) Vol.63 No.11 p.1747-1752.
◆"医薬化合物の結晶発明に関する最近の判決動向", 中村敏夫, 知財管理(2014) Vol.63 No.1 p.33-46.
◆"併用薬発明の試練", 中村敏夫, 知財管理(2012) Vol.62 No.12 p.1691-1698.
「最新 医薬品『特許実務/知財戦略』ノウハウ集」,共著,技術情報協会刊, 2008年1月(第6章 第4節,"用途特許"中村敏夫 執筆)
◆"Recent Development in Japanese Patent Judgements",Toshio Nakamura, 'Daejeon International IP Conference', in Daejeon (KR), February 17, 2017.
◆"A Review of the Current and Changing Practices in Japan",Toshio Nakamura, 'Life Science IP Summit' by C5, in London (UK), October 20-21, 2016.
◆"Review of the Changing Practices in Japan",Toshio Nakamura, '15th International Forum on Pharmaceutical Patent Term Extensions' by C5, in Munich (DE), June 21-22, 2016.
◆"グローバルな特許の取得/活用に向けて-日本/外国における特許訴訟、Product by Process Claim、Grace Period-",中村敏夫,日本食品・バイオ知的財産センター(JAFBIC)関西委員会, 2015.7.17.
◆"Strategies for Managing Pharmaceutical, Biotechnology & Chemical Patent Portfolios for R & D Scientists and IP Professionals", "Strategies for Managing Pharmaceutical, Biotechnology & Chemical Patent Portfolios for R & D Scientists and IP Professionals", in Mumbai & Ahmedabad (India), February 2-5, 2014.
◆"Crucial Judicial Landmarks: Recent Japanese Court Judgments on Patent Term Extension, Crystal Patents and Combination Drug Patents", Yearly Seminar by De Clercq & Partners, in Belgium, November 22, 2013.
◆"日欧米・三極パネルディスカッション 実務戦略的に見る医薬品特許の存続期間延長制度",中村敏夫,Kathryn Nicolls,David Albagli,細田芳徳,弁理士会近畿支部 (大阪), 2012.10. 23.
◆"医薬・医療関連発明の実務",服部智, 越智豊, 中村敏夫, 弁理士会 (東京, 大阪), 2012.8.3&10.
言語日本語、英語
趣味等国内&海外旅行